なぜ、私が警察組織による人的嫌がらせ犯罪、そして電磁・超音波などを利用した「組織・集団ストーカー」被害に遭っているのか。その理由の一つがここにある。
2015年4月3日午後、高知地検に、ある裁判の判決文の謄本請求に出かける。受付で住所・氏名を来客簿に記入し用件を伝える。3階、記録係から担当者が降りてきた。証拠や捜査資料の改ざんで有名になった「高知白バイ」事件の地検である。問題の多い地方警察を抱えると地検の事務職員も苦労をする。私の表情はいつも通り悪かったと思う。警戒しない方がおかしい。やっかいな訪問者だ、どうやってやり過ごそうかと考えたことだろう。
裁判の記録を見たいというと、プライバシーの問題もあり、資料を倉庫から探し出したり、黒塗りしたりで今日お見せすることはできないという。かなり神経質になっているようすである。
閲覧したいのは私の裁判の記録であるというと、しぶしぶだが記録係のブースに通してくれた。名前を書いてくれと付箋を出すので、そこに名前と生年月日を書いた。
担当者は記録を探すのでしばらく待ってほしいと言い残し、席を立った。電磁記録から犯歴を検索したのだろう。しばらくして戻ってくると様子が変わっている。先ほどと違って警戒は解けている。私に「これだけですね」と確認した。2、3回同じことを聞くのだが、他に見たい事件はないのか聞いている考え、「これだけです」と答えた。
私に「傷害罪での前科がある」ことを知ったために、ほんの少しだが動揺しているように見えた。(前科の記録は警察と検察に永久に保存される)。
本人であることを確認してくれたようで、「謄本を取るが時間がかかるので1階のロビーで待っていてほしい」と言う。私が「下でですか」と不満を伝えると、「近くの喫茶店ででも待っていてほしい、携帯に電話する」と言ってくれた。この手の役所にしては丁寧な扱いである。理不尽な有罪判決を受けた怒れる前科者の“とばっちり”を避けるための演技も入っていると思うが、ここは素直に善意と受け取ろう。相手は警官のように腐りきっているわけではない。一般の事務職員である。勘ぐるのは止めることにした。
一旦外出して時間をつぶすことにして、駐車場に向かうと、尾行の若い私服警官が隣にとめた車でくつろいでいる。これが仕事である(笑)、田舎警察には「保身のために陰謀を隠蔽する」というのんきな暇つぶし尾行というものもある。
こんな警官でも尾行される側に対する圧倒的な優越を持つことができる。麻薬のようなもので他人様に優越を持つのに努力も切磋琢磨もいらない、それで万能感が持てる。こいつらはただの薬中(麻薬中毒)、情けない奴らである。こういう奴らが一般市民の上位に位置していると思い込んでいるのである。そんな思い上がった奴らは当然の権限である、と「平気で事件を改ざんしたり、証拠の捏造をし、司法を私物化し無実の人間を収監する」。これが有名な「高知白バイ事件」である。
高知県警近くのコンビニ店内で100円コーヒーを飲みながら暇をつぶしていると、おやつを買いに来た高知県警の中間管理職らしきゴキブリ、白のワイシャツで首から赤い首ひものIDカードらしきものをぶら下げている、が買い物を済ませ、私に対して「咳」をして出て行った。咳払いではなく電磁照射で巻き添えとなった方々がする、少し湿った咳である。一応、こいつらなりの優越の表現である。
一時間半ほどして、地検事務職員から電話がかかってきた。裁判所の地下で印紙を買って持ってきてほしいという。いわれた金額の印紙を購入し、記録係に向かう。裁判書きの謄本を渡され、(相手方の)名誉毀損の問題もあるのでくれぐれも公開しないよう説明を受ける。「(裁判書きを)読みましたか」と訊くと「もちろん、すべて読んだ」とのこと。
再び担当者は、「これだけですね」と念を押す。過去の刑事裁判で起訴され無罪となった経験はあるのか、と尋ねているようにも聞こえた。それなら、検察の記録にあるだろう。私の事件に関する他の裁判のことか、それなら担当者から自発的に教えることはないだろう。今でも少しひっかかりが残っている。
裁判書き謄本の受領書に請求の理由を書く欄があった。理由は多数ある、と躊躇していると係員は「確認のため」と提案してくれた。何を確認するのか、係員は『この裁判は単なるやらせで、実際はueuchiには前科はない』とのデマが広範囲に流されており騙された者がいることを、私が不在の間に年配の職員から聞かされたと推測している。私がする「確認」とは、前科が検察に残っているかどうか、私が確認しに来たという意味だったと思われる。近くに座る定年間際の職員は私を見て顔を真っ赤にしていた。もちろん、薄ら笑いを浮かべてである。
私の事件、この裁判自体が「大きなドッキリ」で実際は前科もついていないとデマを流す警官に騙されている者も周囲にいる。
私が弁護士までが騙されているのを知ったのは2011年(判決から14年後)のことである。執拗な警官らによるつきまといや電話盗聴の状況について少し説明をし、「罰金も支払い全て終わっているはずですが」というと、「(払う必要は無い)ほんとに払った?」と驚いている。この時に弁護士も見事に騙されていることを知った。当時、私には「あなたは、正しいことをした、(前科が付いても)名誉の負傷と考えて、堂々と自信を持って生きていけば良い」などと言った。そのように警察の作ったほんの些細な虚構に荷担しただけと思い込んでいたはずである。警官らは笑いが止まらないことだろう。
これなら控訴に消極的であり、大量の偽証により私に罪をつけようとした相手方に対する攻勢も一切掛けなかった弁護士の不可解さにも納得がいく。その弁護士は私が連絡を入れ「短時間では説明できない」と言った後、急死した。(癌に気づいたときは手遅れだった、と母親に聞いている。実は母親が警察の最重要ターゲットである)。
私の印象に過ぎないが、担当者は気の毒そうな顔をしている。もっともそのような「被害者」に対しては顔と感情を作り、同情を装うのは慣例かもしれない。「この程度のことですから・・すぐに乗り切れるはずでしたが。」と話し始めると、「いや」と真顔になった。『いや、そんなんじゃない。前科がつくということは大変なことだ』と残りは口には出さなかったがこう言いたかったのだろうと、なんとなく伝わった。もちろんそれを一番身にしみているのは私である。この後、長期間の鬱状態にも陥っている。鬱状態を長引かせ、トラウマに塩を塗るために「つきまとい(嫌がらせ尾行)」を続けるのがこいつら警官の仕事である。
読者の中には、『「鬱」だというのはウソである。普通に明るく振る舞う場面を現認(笑)した』。などと全面的に否定してまわる警官の接触を受けた方々も多いのではないだろうか。「鬱状態であろうがなかろうが、警察には関係ないはずだが?」と疑問を持たれる方がいるかも知れない。「実は大いに関係がある」、ということを警官自ら自白してまわっているだけのことである。これが犯罪者の心理である。
裁判書きを読んだ担当職員は「警察組織となんらかの『確執』」でもない限り、検事も「一連の喧嘩闘争」と認定している軽いもみ合い程度で起訴はおろか、有罪になどなるはずがないということは経験上知っているのである。(続く)