Neutralize - blog

警察組織による「まとわり・集団ストーカー」の記録。特に「耳鳴り音」などによる直接身体に危害を与える攻撃と尾行・盗聴・盗撮などの心理攻撃について映像などを交えて説明してゆきます。追記や手直しの履歴は右サイドバー2段目にあります。

小松満裕さん 監視カメラ音声改ざん疑惑

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 2017年暮れ、小松さんから裁判で流された防犯カメラの音声が聞き取れない、加工されているという訴えがあったために弁護士に証拠の動画を裁判所から取り寄せていただき、2018年3月8日初めて(私は2017年12月8日の裁判は傍聴していない)動画を視聴することができた。視聴し(3/8)、音声編集ソフトで波形を見た(3/10)段階だが、音声が加工されている疑いが非常に高い。実績のある鑑定機関に一部を見ていただいたところ異様な波形であるとの指摘があった。ところが鑑定費用が捻出できない。

 4月中旬には弁護士より「裁判所が鑑定に出すという方向で進めている。裁判所に鑑定が必要だと説得できるレポートを作って欲しい」との依頼があり、不自然な箇所を拾い出す作業を始めた。

 小松さんが大声を出す場面のみ人為的に音量が上げられ、その結果音は歪み、聞き取りづらい。警戒をしていたという警官の声はほとんど聞き取れない。N巡査の被疑者に対する暴力を非難し、怒りをぶつける場面はノイズをかぶせたようで、全く聞き取れない。そればかりか小松さんが「上野直談判じゃ」というような叫び声の場面も、内容が差し替えられたような違和感がある。途中で切られたような関係のない音声も残っている。読者の方々にもぜひとも聞いていただきたいのだが、現段階では出すことはできない。

 音響について素人である私の印象に過ぎないのだが、現段階では高知県警による証拠の改ざんの可能性が高い。証明されると小松さんが「早朝6時20分頃、30メートル離れた場所から拡声器を使い、ハウリングを起こすほどの轟音を響かせ、近所の静穏を乱した」とする場面は創作ということになる。

 防犯カメラの音声波形を示し、その不自然さを指摘したい。私のこのブログ記事は鑑定書ではなくあくまでレポートである。

■ 6月13日分の防犯カメラ音声より

※図をクリックで拡大
(1) No1 午前6時 15分43秒から6時23分49秒までの音声波形【図1】

 


波形は異様である。開始後7分までは音量0の基準線から全体が大きく持ち上げられている。また、下方向に細いひげのような線が延びている。このひげはプツプツというノイズである。7分後(午前6時22分)あたりから音声が挿入されたかのような、全く形の異なる波形が見られる。また、プツプツというノイズも極端に減っている。ここから「小松さんの声に酷似した」(防犯カメラの映像を精査した捜査員の捜査報告書より)怒鳴り声が始まる。「えー」と呼吸を整え、威嚇するような「ムトーやムトー」というかけ声の後「うえのただし、おき(あく)てこいや」という拡声器を使った大音響である。

この「ムトーやムトー」とはどういう意味なのか、以前に街宣で使ったことがあるのかどうか尋ねた。「意味もわからない、使ったこともない」ということなので、「小松さんの声に酷似した」捜査員の声まねの可能性もある。

開始7分後から8分5秒までの拡大図【図2】



(2) No2 午前6時23分49秒から6時31分56秒までの音声波形【図3】


 波形はNo1と同じく異様である。25秒から極端に振幅が小さくなり音量が落ちている。下図は開始から1分10秒間の拡大図【図4】

 


■ 改ざんの疑われる箇所を波形、スペクトログラムを参照しながら指摘する


(1)異様な波形【図5】

6時15分43秒開始のファイル(以降No1と呼ぶ)と次の6時23分49秒のファイル(No2と呼ぶ)を連結する。そのうち継ぎ目部分②付近を拡大する。下図。時間の経過とともに④~⑥間で波形は大きく持ち上げられ、音量0の基準線から離れていく。


①はNo1の末尾、②はNo2の先頭。②の位置がファイルの切り替わり。

他の挿入箇所と同じく②③の箇所で垂直の断面が見られる。増幅と挿入の痕跡と思われる。②から突然音量が上がっている。

(2)ズレを修正した波形【図6】

レポート作成者側で、波形のズレを取る作業を行った。0基準線で上下対称にそろっている。ただし、県警側の編集により増幅されたとみられる波形はそのままである。

県警側でもレポート作成者側と類似の手法をとり人為的に波形をひずませた可能性は高い。

修正後は、基準線でほぼ上下対称となる一般的な波形である。垂直の黒線より右側がNo2、無音(環境音)部分がNo1と比べて太く表示されている。左側のNo1は音節の波形ごとに増幅させているが無音(環境音)部分は増幅されていない、右側No2は波形をまとめて選択し増幅したという加工方法の違いが原因と推測される。自然発生的ではない。スペクトログラムの項でも後述する。②③には垂直の切断面が認められる。

(3)スペクトログラムの表示【図7】

色の明るさで音の強さを表す。どの周波数の音が強いか視覚的にとらえることができる。(青[弱]→白[強])(縦軸0.0kHz~4.0kHz)

下図はNo1のファイル全体とNo2全体をつないだ16分間のスペクトログラムである。②が繋ぎ目となる。色の違いに注目していただきたい。


①は容疑者の第一声「ムトーやムトー」の始まる位置。①より左の赤(ピンク)はノイズ混じりの環境音の大きさを示す。①~②の環境音(背景の音)の強さは水色と赤の縞模様で表されている。拡声器の鳴っていない時には、実際の背景の音の強さは一定のはずである。②~③の間は環境音も赤で表示されている。③以降は水色である。次図では①~③の範囲の時間軸(X軸)を32倍に拡大する。

(4)拡大したスペクトログラム【図8】



①はファイルの継ぎ目。①~②は第三者(Y警部補の証言より)が「うるさいぞ-」と叫ぶ場面。連続した一連の流れであるにもかかわらず①を境に突然音量が上がり音の強さ、背景全体が赤で表示されている。No2では環境音のノイズも増幅されている。左側No1では無音部分は選択せず、音節ごと(一つの波形)に区切って選択し増幅加工したものと思われる。それに対して右のNo2は音節ごとに増幅せずに、まとめて増幅している。これが背景音の色の違いに表れている。

④も容疑者が出したとみられる“つぶした”声質で、流れからすると③と同等の音量と思われるが増幅はされていない。④では③と同様の赤の柱状模様は見られない。人為的な改ざんを疑わざるを得ない。

(5)  ハウリング音の挿入

 【図9】音の前後に垂直の切断面が見られる。No2の23秒50~25秒15辺り。


次図【図10】、スペクトグラム表示では、倍音が等間隔に9本の白い線として2.1kHzあたりまで分布している。No1の7分50秒のハウリング音は1kHz以下に2本存在するのみである。別の録音機材で採取された音源を挿入したものと思われる。科警研からは防犯カメラのマイクは「1kHz程度までの周波数帯については、ある程度鮮明に記録されたが、それ以上は記録されにくい傾向」である旨の実験結果が裁判所に提出されている。

ハウリングの範囲は 23s:50 - 25s:15


■ 時間的な制約があり、図入りで説明できた箇所はわずかである。証拠提出された音声ファイルには、他にも多くの改ざんを疑わせる箇所が存在する。以上







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