警察組織による「まとわり・集団ストーカー」の記録。特に「耳鳴り音」などによる直接身体に危害を与える攻撃と尾行・盗聴・盗撮などの心理攻撃について映像などを交えて説明してゆきます。追記や手直しの履歴は右サイドバー2段目にあります。

〈資料庫〉電磁照射について、理解していただくための記事

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 頭部に発熱や痛みを与える非殺傷兵器は日本では携帯電話並に小型化され、すでに拳銃代わりに私服警官に供与されていると私は考えている。それは夢物語でも、妄想でもない。古典的な兵器であり、むしろテクノロジー犯罪の中ではローテクに分類されるものだ。

 《以下、引用開始》

人間を“瞬間沸騰”させる中国最新「電磁ビーム」に高まる警戒…海洋進出、デモ鎮圧、“恐怖政治”に利用か 産経西 2014.12.24 11:00

【岡田敏彦の軍事ワールド】
米国でのADSの実験。ビームを当てられるやいなや、顔をしかめて逃げるデモ行進役の人たち(US FORCES TVより)

 中国が人間を“瞬間沸騰”させるという最新兵器を開発した。強力な電磁波を人体に浴びせ、熱さや傷みを感じさせる「非致死性」の兵器で、海洋進出を強行する東シナ海・南シナ海や国内で頻発するデモ対策での使用を視野に入れているとされる。何だかB級SF映画に出てくる武器のようで、威力や実効性もよく分かっていないが、米国ですでに同種の兵器が開発されていることもあり、「中国では恐怖政治の道具にされるのでは」と警戒する見方も広がっている。(岡田敏彦)

人間を電子レンジに…


 チャイナ・ポリー・グループ(中国保利集団)が開発した「WB-1」という兵器で、先月11~16日に中国で開催された珠海(ズンハイ)エアショーで公開された。

 国際軍事専門誌を発行する英国の軍事コンサルタント会社、IHSジェーンズなどによると、WB-1は強力なミリ波のビーム(電磁波)を発し、人体の水分を沸騰させる。ビームを当てられた人は電子レンジに入れられたような状態となり、耐え難い熱さを感じるという。ビームが届く有効距離は80メートルだが、電源などを強化すれば1キロにまで伸びるという。

 SF映画も真っ青だが、米軍もすでに同種の兵器を開発しているというから、決して“空想の産物”ではない。

米国が最先端


 米軍のものは、人道的な「非殺傷兵器」(ノン・リーサル・ウエポン)に分類される「アクティブ・ディナイアル・システム(ADS)」という対人兵器システムだ。米CBSニュース(電子版)では、「この兵器は銃器の形ではなく、皿形のアンテナの形をしている」「オペレーターは(ゲーム機を操作するような)ジョイスティックで狙いを定める」などと紹介。ビームを当てられると火傷(やけど)を負ったような錯覚に陥り、有効距離は少なくとも450メートルとされる。

 2007年に初めて存在が公表された。米空軍研究所によると、ビームを浴びると瞬時に熱さを感じ、その後は炎の中にいるように感じるが、ビームの範囲外に出ると何の痛みも感じず、後遺症もないという。

死なないものの


 またAFP(電子版)は「けがを負わせるか、極度の不快感を与えるだけかの違いは、その周波数にある」と解説。「電子レンジのマイクロ波は深く浸透するが、ADSの95ギガヘルツの電磁波は皮膚の表面から0・4ミリ程度しか到達しない」として、「電子レンジの100倍の威力を持つADSでも、ポップコーンを作ることはできない」としている。

 実際に米国でボランティアが被験者として参加し、実験した際の画像も公開されているが、問題は実験時に主催者から被験者に対し「(熱が局所的に集中する)ホットスポットを引き起こす可能性がある」としてメガネやコンタクトレンズ、金属物を外すよう安全予防措置が取られた点だ。つまりこうした金属物などを身につけている場合は、無傷では済まないとみられる。

また画像ではビームが発射された瞬間、被験者は火傷をした猫のように飛び退いて逃げている。こんなビームが長時間発射され続けても「非殺傷」であり得るのか、こんな激痛に人は長時間耐えられるのか。疑問がわく。

対艦戦には無意味


 ポリー・グループによると、この兵器は海洋向けで、「非致死性兵器」として東シナ海や南シナ海での「海洋問題」に対処するために開発したという。兵器を艦船に搭載して使用するというのだが、それだと実際には“不合理”な面もある。

 敵艦船に用いる場合、いくら非殺傷とはいえ攻撃すれば、当たり前だが実弾で反撃を受けることになる。「死なないからいいよね」という言い訳は通用しない。

 そもそも現代の海戦はお互いを目視できない遠距離、つまり水平線の向こうの約50~200キロ先にいる「肉眼で見えない敵」を殲滅(せんめつ)するのがセオリーだ。航空機や陸上からの発射を含む多数の対鑑ミサイルを総動員し、あらゆる方向、角度からの同時着弾を企図し、敵の防御力を飽和させる「飽和攻撃」を行う。

 一方の電波兵器はレーザー兵器やレールガン同様、直進性しかないため、水平線下の目標には無力。艦対艦戦闘には不向きだ。まして「WB-1」の射程わずか1キロでは、対艦戦闘に使おうと考えること自体に無理がある。

南沙諸島での使用を視野?


 ポリー・グループがいう「海での使用」や「東シナ海や南シナ海での使用」は(無人の尖閣諸島ではなく)有人の島を視野に入れていると見るのが妥当だ。


 中国とフィリピンが互いに領有権を主張する南沙諸島。現在はフィリピンが一部を実効支配しているが、そのフィリピン軍の拠点のひとつは、1999年にアユギン礁に座礁させた中古の揚陸艦「シエラマドレ号」だ。艦はサビだらけを通り越して崩壊間近といった状態だが、この中でフィリピン軍の海兵隊員約10人が数週間交代のローテーションで立てこもっている。

 南沙・西沙諸島には、中国以外の国が警備隊を常駐させている島々があり、こうした警備隊への“嫌がらせ”には、WB-1はうってつけの性能を持っている。

 さらに適していると言われるのが暴動鎮圧だ。

天安門事件はもう起きない?


 言論弾圧の厳しい中国本土では、1989年6月4日に起きた「六四天安門事件」が検閲され、インターネットで検索できない状況が続いている。胡耀邦の死をきっかけに、民主化を求める学生や市民が首都・北京の天安門広場に集結したのに対し、中国人民解放軍が武力で弾圧した事件だ。

 市民に向けて無差別発砲する様子や装甲車で学生らをひき殺すさまが世界中に報道され、血まみれの街路に残された無惨な遺体の写真が当局の監視をくぐって公開されたが、最も象徴的だったのは「タンクマン」と呼ばれる人物だ。

 天安門広場の民衆が実弾で鎮圧された翌日。無人の大通りを進む戦車の縦列に一人の男性が歩み出て、その進路に立ちふさがる。戦車は左右に避けて進もうとするが、男性も左右に動いて戦車の前進を阻む。

 ひき殺されるのを覚悟の上で、丸腰で戦車に立ち向かった男性は、いまもって安否も名前も不明。欧米では「タンクマン」と呼ばれ、天安門で自由を求めた人々のアイコンとなっている。

 事件から25年、いまだ中国共産党が厳重な検閲を続けるのも、党に逆らう“英雄”の存在がどれほど不都合かを示している。

 しかしWB-1があれば、流血の暴動も、第二のタンクマンも存在し得ない。血まみれの凄惨な現場を世界に見られることなく、人民を苦痛で支配することが可能だ。

 WB-1は、「殺さないから人道的」という理屈を通じなくする武器ともなりそうだ。IHSジェーンズは「クラウド・コントロール・ウエポン」(群衆を操る兵器)という表現で喝破しているが…。

 中国とフィリピンが互いに領有権を主張する南沙諸島。現在はフィリピンが一部を実効支配しているが、そのフィリピン軍の拠点のひとつは、1999年にアユギン礁に座礁させた中古の揚陸艦「シエラマドレ号」だ。艦はサビだらけを通り越して崩壊間近といった状態だが、この中でフィリピン軍の海兵隊員約10人が数週間交代のローテーションで立てこもっている。

 南沙・西沙諸島には、中国以外の国が警備隊を常駐させている島々があり、こうした警備隊への“嫌がらせ”には、WB-1はうってつけの性能を持っている。

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