警察組織による「まとわり・集団ストーカー」の記録。特に「耳鳴り音」などによる直接身体に危害を与える攻撃と尾行・盗聴・盗撮などの心理攻撃について映像などを交えて説明してゆきます。追記や手直しの履歴は右サイドバー2段目にあります。

〈資料庫〉事件を利用した「天下り」と「接待」強要

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高級割烹で接待、勝手に天下り斡旋…浮かぶズブズブ癒着

2011.7.22 11:35

 品川美容外科の医療過誤事件をめぐる捜査資料を漏らしたとして逮捕された警視庁捜査1課の警部、白鳥陽一容疑者(58)は、捜査対象の病院に以前から親密にしていた警視庁OBを再就職させ、高級割烹(かっぽう)などで飲食接待を受けるなどしていた。浮かび上がった癒着(ゆちゃく)の構図に、警視庁も「異例なこと」と問題視している。

 警視庁や病院関係者によると、白鳥容疑者は警視庁が品川美容外科を家宅捜索した約2カ月後の昨年2月ごろ、捜査1課OBの中道宜昭容疑者らの再就職を受け入れるように、病院幹部らに求めた。 「病院の捜査を円滑に進めるためには、中道さんたちを、入れておいた方がいいんじゃないか」。捜査を取り仕切り、たびたび病院幹部に接触していた白鳥容疑者にこう迫られ、病院幹部らは拒むことができなかったという。

 暴力団のクレームなどに対応する“用心棒”役として、病院が警察官OBの“天下り”を受け入れることは珍しくなかったが、通常は警視庁本庁などの紹介などがある。捜査を受けている最中に、一警部の斡旋(あっせん)を受け入れるのは異例だ。

 白鳥容疑者と中道容疑者は捜査1課で5年5カ月、一緒で、「ナカさん」「シラさん」と呼び合う親密な仲。白鳥容疑者の“情実人事”は明らかだった。
 中道容疑者らが再就職すると、白鳥容疑者と病院側はさらに距離を縮めた。東京・内幸町のホテルにある高級割烹で、白鳥容疑者を接待。その場には中道容疑者らだけではなく、病院の実質トップの総院長ら幹部も同席したという。
事件を利用して利益を上げている病院にたかる。民事にも介入(この事件に限っては医療過誤事件の捜査ということで該当しない)し、私腹を肥やす。これを捜査員らは当然の役得であると考えている。
病院関係者らによると、白鳥容疑者は中道容疑者と頻繁に携帯電話で連絡を取り合っており、東京都内や千葉県の飲食店やスナックなどで飲食接待を繰り返したとみられる。白鳥容疑者が自分で飲食代を負担することもあったが、多額の経費請求が病院に回ってきた
 病院関係者は「白鳥容疑者に食い物にされたのではないか」と批判する。

 白鳥容疑者が2人を天下らせていたことについて、警視庁は「承知していなかった。後から事実を知って当惑した。しかし、退職者の行動は指導できない」としている。
 ただ、平成19年には愛知県警の巡査長が情報漏洩(ろうえい)の見返りに県警OBが現金を受け取ったとして逮捕・起訴されるなどしており、OBををめぐる癒着は後を絶たないのも事実だ。   

白鳥容疑者「医療事故の第一人者」、アンタッチャブルな「ドクター」

2011.7.22 11:31[医療事故・事件]

逮捕された白鳥陽一容疑者

殺人や強盗、性犯罪などの凶悪犯罪を手がける警視庁捜査1課の中で、白鳥陽一容疑者は、医療ミスや航空・鉄道事故などの業務上過失致死傷事件を捜査する「特殊犯」に12年3カ月、身を置いていた。「医療事故捜査の第一人者」「ドクター」などと呼ばれて評価される一方、専門分野では上司も容易に口をはさませない“アンタッチャブル”な存在になっていた。
ウソであろうが白鳥の見立て通りの証言をしてくれる専門職を捜査権力をひけらかし脅して協力者に取り込んでいたと推測される。その警官人生の積み重ねが今回の事件として露呈した。
関係者によると、白鳥容疑者は若いころ、恐喝や誘拐事件などで犯人を追跡するバイクの運転手を担当。その後、医療事故捜査に関わるようになり、捜査官として頭角を現した。平成19年に警部に昇任し、係長として現場の捜査員を束ねていた。
バイクの運転手はムカデとも呼ばれる。「嫌がらせ尾行」「まとわり」、つまり違反や事故を誘発し、警察に都合の悪い発言をする一般市民、監視対象者をつけ回し抑圧をかけ続け抑鬱状態にする仕事である。[1][2][3][4]たまには犯罪捜査がらみで尾行もするようだが、犯罪を犯した本物の容疑者に対しては臆病でせいぜい数ブロック尾行しただけで離脱するとのことである。

 捜査にはまじめで熱心。医療の知識も、親族の医療関係者のテキストなどから独学で学ぶなどしていた。「豪放磊落(らいらく)な古き良き刑事」。ある捜査関係者はこう評するが、別の関係者は「捜査対象者に対し、自分の納得がいかなければ、激しく怒鳴るなど攻撃することもあった」と明かした。
医療の知識を学んだのではなく、自分を表面的に専門職に見せかけるために、単語をいくつか暗記して並べるだけのことである。知識は底が浅く、一般市民には即座にはったりが露呈するのだが、権力に守られ、自己陶酔しやすい、空気を読めない捜査員はそれでも“ばれてしまった”演技を延々と続ける。どうやら、警察組織というゆりかごの中ではお互い疑うことを知らない純真な天使らしい。

 一方、2年前に警視庁を退職し、昨年、品川美容外科に再就職した中道宜昭容疑者も、5年5カ月の捜査1課の勤務経験を持つ。医療ミス事件などを担当しており、これをきっかけに白鳥容疑者と親しくなったとみられる。

 ある捜査関係者は「とにかく、人脈が広かった。捜査対象者の中にもためらわず飛び込んで話を聴こうとする。あまりに親しくなり過ぎて問題になったこともある」。結局、退職前には刑事畑を離れて警察署の警務課勤務になり、定年を待たずに退職した。

 同様に品川美容外科に再就職していた石原三八一容疑者は現役時代、汚職や企業犯罪を担当する捜査2課で情報を収集する「情報」担当などをしていた。白鳥容疑者とは亀有署時代に約7カ月間、一緒に勤務し、関係を深めたという。
捜査される側の弱みにつけ込んで再就職を迫る。通報できない弱みを握り、捜査権を持つという点でヤクザとは比較にならないぐらいタチが悪い。しかし、警察にとってはこの程度のことは慣例となっている。このようなごほうびがないと「士気」に影響するという訳である。

桜沢健一警務部参事官は22日早朝、記者会見して「警察官として言語道断の行為で極めて遺憾だ」と謝罪した。

 さらに捜査対象の同外科にOB2人が再就職したことには「大変問題があるが、今の法律のままでは、退職者に指導できない。今の法律のままでは、いかんともし難い」と釈明した。

 その上、管理職の見解が次の通り。漏洩される警察の内部情報の受け皿にな るOBの再就職について法で規制できないからどうにもならないと、逃げている。再就職を現段階で規制できなくても、“手みあげ”である警察情報は今の法律 でもその気になれば厳重に管理できるはず。守秘義務などと言う言葉は警察社会では笑い話にすぎない、カネに替えるもの、人脈づくりに利用するもの、出世と 保身に利用するもの。ゆえに管理出来てもしない。論点をそらし、私利私欲のために警察情報横流しの権益は温存しておきたい、という性根は丸見えである。

 漏洩した捜査資料の内容については「品川美容外科の患者死亡事件の捜査の中で明らかにしたい」と明言を避ける一方で、捜査資料が品川美容外科側に流出したことによる業務上過失致死事件への影響は「たぶん影響はないと思う」との認識を示した。


美容外科の捜査漏洩 警視庁警部を逮捕へ、OB2人も聴取 守秘義務違反容疑

2011.7.22 01:33  
 
 品川美容外科(東京都港区)の医師が逮捕・起訴された医療過誤事件の捜査資料コピーが病院側に流出していた問題で、捜査を担当した警視庁捜査1課 の男性警部(58)が病院側に再就職した同課OBの元警部(53)ら2人に資料を渡した疑いが浮上し、警視庁は21日、地方公務員法違反(守秘義務違反) などの容疑で3人の事情聴取を始めた。容疑が固まり次第、警部を逮捕する方針。警部は飲食店などでOBらと頻繁に接触したり、電話で連絡を取り合ったりし ていた。
病院に再就職した中道宣昭元警部と石原三八一元警部

 捜査関係者によると、警部は医療ミスなど業務上過失致死傷事件を捜査する特殊犯捜査3係の係長。品川美容外科の事件を担当していた昨年、捜査資料コピーを病院側に渡した疑いが持たれている。

 コピーを受け取った疑いがあるのは、捜査1課OBの元警部と捜査2課OBの元警部(61)。2人は当時、同外科で渉外担当を務めており、病院の実質トップの総院長に入手したコピーを渡したとみられる。
  捜査資料は、平成21年12月に同外科で脂肪吸引手術を受けた患者が死亡した事故の経緯や捜査の進捗(しんちょく)状況をまとめた文書。当時は、逮捕など の捜査方針が決まっていなかったことから、警視庁は、資料を入手した病院側が、事情聴取での対応を変えるなどして捜査に影響を与えていなかったか調べてい る。
 病院関係者によると、総院長は警視庁などに対し「資料の中身には関心がなく、見なかった」という趣旨の説明をしたという。
 警視庁は今年3月、同病院の事務所を捜索した際、総院長の机からコピーを発見。OBらが現役時代に警部の同僚で、再就職後も付き合っていたことから、資料の流出に関与した疑いがあるとみて調べていた。
 捜査関係者によると、警部は警視庁の内部調査に関与を否定。産経新聞の取材にも「資料の中身も知らないし、渡したこともない」と話した。捜査1課OBの元警部も「資料は誰かが封筒に入れて郵送してきた。誰が送ってきたかは知らない」と否定した。

医師はその後、有罪となっている。


 

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